Python × スクレイピング

PythonでGoogle検索上位のH1、H2、H3タグをスクレイピングする

2020-10-05

Pythonスクレイピング_グーグル検索

 

ブログで書きたいキーワードがあるけど、競合サイトってどんな内容なんだろう

 

PythonでWebスクレイピングを行い、競合のH1〜H3タグの内容を一括で把握するソースコードを紹介するよ。

 

本記事では、PythonでのWebスクレイピングを行い、Google検索の上位サイトのH1、H2、H3タグを抽出するソースコードをご紹介します。

 

想定読者

・ブログで競合サイトを簡単に分析したい。Pythonも少しわかる。

・Pythonを勉強していて、Webスクレイピングのやり方を参考にしたい

・Webスクレイピングをやろうとして、つまづいている。

 

Webスクレイピングの実行環境(Python)

・Linux
・Python 3.7.6
・requests: 2.24.0
・bs4: 4.8.2
・pandas: 1.1.2
・numpy: 1.18.1

 

WebスクレイピングでGoogle検索の上位サイトのH1、H2、H3タグを抽出するコード(Python)

実際のPythonのコードは、次のようになります。

下のコードでは、検索ワードを「ブログ初心者」としております。

import requests
import bs4
import pandas as pd
import numpy as np

def get_tag(site_url):
    """
    指定したURLでのh1、h2、h3タグの内容を、1次元配列で返す。
    
    Parameters
    -------------------
        param1: サイトのURL

    Returns
    -------------------
        インプットしたURLの1次元リスト:[h1の文字列, h2の文字列, h3の文字列]
        タグが複数ある場合は、'/n'(Macの改行コード)で結合する。
    """
    
    #返り値の配列を初期化
    result_tag = []

    try:
        site_res_google = requests.get(site_url)
        #Responseオブジェクトが持つステータスコードが200番台(成功)以外だったら、エラーメッセージを吐き出してスクリプトを停止します。
        site_res_google.raise_for_status()
        #サイトの文字コードを'utf-8'に指定する
        site_res_google.encoding = 'utf-8'
        #サイトのHTMLをBeautifulSoupの形式にする
        site_bs4_google = bs4.BeautifulSoup(site_res_google.text, 'lxml')

        #forループを回すために、h1~h3タグのリストを作る
        get_tag_list = ['h1', 'h2', 'h3']
        
        for tag in get_tag_list:
            if site_bs4_google.find_all(tag):
                tag_list = [_tag.text for _tag in site_bs4_google.find_all(tag)]
                result_tag.append('\n'.join(tag_list))
            else:
                #タグがない場合は、Noneとする
                result_tag.append('None')

    except:
        #処理がエラーになるサイトは、戻り値のリストの要素をすべてNoneとする
        result_tag = ['None', 'None', 'None']
        
    return result_tag

search_keyword = 'データサイエンティスト いらない'

print('【検索した単語】{}'.format(search_keyword))
#検索順位取得処理
#Google検索の実施
search_url = 'https://www.google.co.jp/search?hl=ja&num=15&q=' + search_keyword
res_google = requests.get(search_url)
#Responseオブジェクトが持つステータスコードが200番台(成功)以外だったら、エラーメッセージを吐き出してスクリプトを停止します。
res_google.raise_for_status()
print("Google検索結果を取得")

#res_google.textは、検索結果のページのHTML
bs4_google = bs4.BeautifulSoup(res_google.text, 'lxml')
google_search_page = bs4_google.select('div.kCrYT>a')

#rank:検索順位
rank = 1

#Google検索結果ページ上のサイトにおいて、順位、タイトル、URL、タグ(h1,h2,h3)毎にリストを作る。
site_rank_list = []
site_title_list = []
site_url_list = []
site_tag_list = []

#Google検索結果ページ上のサイトに対して、サイト単位で上位からループを回す。
for site in google_search_page:
    try:
        #サイトのタイトルを取得し、site_rank_listに要素を追加する。
        site_title_list.append(site.select('h3.zBAuLc')[0].text)
        #サイトのURLを取得する。
        url_tmp = site.get('href').split('&sa=U&')[0].replace('/url?q=', '')
        #サイトのURLから、get_tag関数を用いて、tagを取得し、site_tag_listに要素を追加する。
        site_tag_list.append(get_tag(url_tmp))
        #サイトのURLを、site_url_listに要素を追加する。
        site_url_list.append(url_tmp)
        #サイトの順位を、site_rank_listに要素を追加する。
        site_rank_list.append(rank)
        #ランキングをインクリメントする。
        rank +=1
    except IndexError:
        continue

print("スクレイピング終了")

#site_tag_list(2次元配列)は、スライスしやすいようにするため、numpy-arrayに変換する。
site_tag_list = np.array(site_tag_list)

#CSVに保存するために、DataFrame形式にする
df = pd.DataFrame({'順位':site_rank_list, 'タイトル':site_title_list, 'URL':site_url_list, 'h1':site_tag_list[:,0],
                   'h2':site_tag_list[:,1], 'h3':site_tag_list[:,2]})
#CSVファイルにエクスポートする。ファイル名は、検索ワードとする。
df.to_csv(search_keyword+'.csv', index=False)

print("CSVファイルへの書き込み終了")

 

 

PythonでのWebスクレイピングの実行結果

上のソースを実行すると、下の図のようなCSVファイルが出来上がります。

 

Pythonスクレイピング

 

以上になります。

もしこうした方がいいよ〜とか、ここが分からない等ありましたら、Twitterまで連絡をお待ちしています。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

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