本記事では、Python/Matplotlibで、仕事でグラフを作る際の最小限 、知っておくべき一覧を紹介します。
想定読者
・Pythonでデータ集計して、社内外の説明資料のためグラフを作成したい。
・すぐに仕事で使えるグラフの作成方法を一覧で確認したい。
本記事について
・PythonのMatplotlibライブラリを用いてグラフを書く方法を紹介します。
・本記事はグラフ作成の際、matplotlib.pyplot.subplotsにより、「matplotlib.figure.Figureクラス(図)」と「matplotlib.axes.Axesクラス(座標軸)」を生成した場合の記載となっています。
基本的には、グラフの書き方はmatplotlib.pyplotと同じです。
・本記事のリンク先では、実務に近いデータを用いて、仕事で使える書き方を解説しています。
・本記事(リンク先含む)は次の実行環境の内容を記載しています。
Python 3.7.6、Jupyterlab 1.2.6、Pandas:1.1.2、NumPy:1.18.1
Python/Matplotlibで仕事で使えるグラフ作成のまとめ一覧
Python/Matplotlibで仕事で使えるグラフ作成のまとめ一覧は、次の通りとなります。
具体的なグラフの書き方(ソースコード)やグラフのイメージは、リンク先で確認してみてください。
やりたいこと | Pythonでの処理 | リンク |
タイトル、ラベル、凡例を日本語表示にする | japanize_matplotlibをインポート | [詳細] |
棒グラフを作成する | Axes.bar | [詳細] |
積み上げ縦棒グラフを作成する | Axes.barでbottomsを指定 | [詳細] |
100%積み上げ縦棒グラフを作成する | y軸を比率とし、Axes.barでbottomsを指定 | [詳細] |
折れ線グラフを作成する | Axes.plot | [詳細] |
散布図を作成する | Axes.scatter | [詳細] |
散布図で分布を確認する | ソートして、Axes.scatter | [詳細] |
円グラフを作成する | Axes.pie | [詳細] |
複数のグラフを作成する | forループで繰り返しグラフ作成 | [詳細] |
グラフのタイトル・軸ラベルを設定する | Axes.set_title、Axes.set_xlabel | [詳細] |
グラフの座標を設定する | Axes.grid | [詳細] |
対数軸にする | Axes.set_xscale('log') | [詳細] |
グラフに横線を入れる | Axes.axhline | [詳細] |
グラフに縦線を入れる | Axes.axvline | [詳細] |
グラフに矢印を入れる | Axes.annotateでarrowpropsを指定 | [詳細] |
グラフに文字を入れる | Axes.text | [詳細] |
グラフに文字を囲むボックスを入れる | Axes.textでbboxを指定 | [詳細] |
グラフに円単位を入れる | Figure.text | [詳細] |
グラフを保存する | pyplot.savefig('ファイル名') | - |
内容は、定期的にアップデートしていきます。
「Python/Matplotlibで仕事で使えるグラフ作成のまとめ一覧」の作成目的と使い方
Pythonでグラフを作成する時って、
・このグラフの引数はどうする?
・グラフに線や文字を追加したい!
・複数のグラフを作成したい!!
などなど、色んなことをその都度調べないといけないですよね。
僕は実際に1つずつ調べて、かなりの時間を浪費してました。。
そんなときに、こんなページがあったらいいなぁと思い自分で作ってみました。
特徴としては、
・実際の仕事でよく使うグラフや設定だけを最小限で紹介する。
・一覧化して、すぐに欲しい情報にいきつける。
・実際の仕事で扱うようなデータを題材にする。
を実現できるように本記事を作成しました。
本記事で、他の方が僕みたいに多くの時間・労力をかけず、Pythonで仕事で使うグラフをすぐに作れ、分かりやすいグラフになることを願っています。
本記事は、ブックマークやお気に入りにいれて、いつでも使える早見表として使ってもらえればと思います。
【参考】Matplotlibでのグラフ作成に慣れたら
本記事は、PythonのMatplotlibというグラフ作成のライブラリを用いています。
これに慣れてきたら、次の2つを使ったグラフ作成もやっていきましょう。
それぞれ特徴があるので、ぜひぜひチェックしてみましょう!!
それでは、どんどんPythonでグラフを作成して、業務を効率化・高度化していきましょう〜
<<以下、おまけ>>
今、流行りのデータサイエンティストを目指している方向けの内容になります。
【おまけ】筆者が考えるデータサイエンティストのロードマップ
データサイエンティストを目指すには、まずは次の3ステップの順で行うのがおすすめです。ぜひ参考までに〜
step
1 まずは、もっとデータサイエンティストを知る!!
一番いいのは、現役のPythonエンジニア、データサイエンティストから実際の情報を仕入れること。
方向性ややり方を間違えて、時間と労力を無駄にしないためにも。
ちなみに今は、CodeCampが無料でマンツーマンレッスンをやってるのでおすすめです。(2020/11時点)
「Pythonデータサイエンスコースの体験」と言えば、いろんな情報が聞けます。是非、今のチャンスに!!
step
2 PythonでExcel作業をやってみる!!
データサイエンティストになるには、Pythonがいいってよく言われます。
関連記事データサイエンス完全初心者がPython(パイソン)をやるべき3つの理由
ただ、目的なく漠然と取り組んでも、長続きしません。
だから、まずは、身近な目標を作ることが大事。
そこで普段会社や学校でExcel使いますよね。このExcel作業をPythonでやってみるのがおすすめです。
なので、まず本記事のPythonでのExcel操作をマスターできるようにします。
これは、次のツイートでも話題になっていて、ある程度、客観的にも有用性があります。
かめさん(@usdatascientist )のPython講座を参考に、PythonでExcel操作を代替するための方法をまとめてみました。
未経験からデータサイエンティストを目指す人って、最初からAIや機械学習に目が行きがちですが、目先のExcel作業を効率化するのもオススメだと思ってます。https://t.co/gkDFF0RU4U
— inasala| #AI・Python勉強記録 を毎日発信 (@inasala_ai) October 21, 2020
step
3 Pythonでデータを可視化し分析する!!
ここでようやく肝となるデータ分析に取り組みます。併せて、統計学や数学も学ぶのが良いです。
kaggleやsignateのコンペに参加するのもアリです。
ステップ3までくれば、もう自らの意志でデータサイエンティストを目指す行動が分かってきます。
ぜひ、ステップ3までをなんとか上り詰めましょう〜
以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。