こんにちは、いなサラ(@いなサラ|田舎の情シスサラリーマン)です。
先日、僕は情報システム部(情シス、社内SE)の業務について下記のツイートをしました。
【情シスの大まかな仕事】
■システム導入
・従業員からの要望、経営層からの支持
・メーカーに相談
・発注
■システム保守
・従業員の問合せ対応
・改修
・経年
・障害対応
■インフラ
・NW整備
・機器(パソコン、サーバ等)管理
・セキュリティ対応
■庶務
・予算管理、発注/検収— いなサラ|初心者ブロガー|田舎の情シスサラリーマン (@inasala_com) September 1, 2019
本記事では、社内SE(事業会社の情報システム部)で働くことについて、書いてみようと思います。
【体験談】IT系企業から社内SEへの転職はサイコー?【志望動機のネタあり】
突然ですが、
IT企業(SIer、Web系企業)に新卒で就職し、日々の業務につかれてないですか?
お客様の無謀な要望、要件変更等にうんざりしていないですか?
僕は、新卒から大手SIer(NTTData)に約4年働き、そこから2017年に事業会社の社内SEに転職し、約3年勤務し現在に至ります。
今の職場は、従業員5,000人規模の会社で社内システム(グループウェア、人事、会計システムなど)の導入、保守を行っています。自社でのシステム開発は行っておらず、グループ内外の会社に外注しています。
本記事では、IT系企業と社内SE(情報システム部)の両方で働いた結果、社内SE(情報システム部)に転職し労働時間も減り、幸せになったというお話をします。
社内SEを目指されている方は、ぜひ本記事を志望動機のネタにして頂けたらと思います。
想定読者
・IT系企業に勤務して疲弊している人
毎日夜遅くまで残業、顧客からの無謀な要望、要件変更等にうんざりしている
・社内SE(情報システム部)への転職・異動に関心がある方
この記事で得られること
実際の社内SE(情報システム部)の業務が分かる
社内SE(情報システム部)への転職もいいのでは?という考えも選択肢になる
社内SE(情報システム部)への転職の志望動機のネタを得られる
社内SEとIT系企業(ここではSIer)との違い【志望動機のネタ】
まずは、社内SE(情報システム部)とIT系企業の仕事の違いを見ていきたいと思います。
社内SE(情報システム部)の仕事内容
社内SE(情報システム部)の仕事内容は、大きく次の4つに分類されます。
社内で管理するシステムについて、業務を行うことになります。
4つの詳細は、次の記事をご覧ください。
IT企業(SIer)の仕事内容
次に、IT企業の中でも自分が働いていたSIerについて書きます。
主にプロジェクト単位で仕事が行われます。プロジェクト毎に仕事内容は変動ありますが、大まかには次の感じです。
プロジェクト業務なので、基本的には、以下のサイクルを繰り返していくことになるかと思います。
■プロジェクト開始前
- お客様のヒアリング
- 提案内容(ゴール、成果物、手段等)の確認
- 提案金額の算定作業内容の精査
- 上司に提案資料の説明
- お客様に提案
- お客様にガミガミ言われた際は、再度2~5を実施
- お客様と概ね合意
- 社内の受注判定の決裁
- お客様と契約締結
■プロジェクト業務
- プロジェクト作業(コンサル、システム開発等)
- お客様と定例会議
お客様の要件変更、担当者変更等でスケジュール見直し - ようやく作業完了
- お客様の成果物の確認
根本の修正依頼、追加成果物の要求 - 成果物の修正、追加
- お客様の成果物の承認
やはり、社外のお客様を相手にすることになるので、コントロールできない部分が多く、これによって労働時間もかなり変動します。
社内SE(情報システム部)に転職して実際に感じたこと【志望動機のネタ】
次は、僕の実体験として、社内SE(情報システム部)に転職して感じたことを書きます。
個々の部分は、ぜひ、志望動機のネタに使ってもらえたらと思います。
社内SE(情報システム部)に転職して良かったこと【志望動機のネタ】
良かったことは、こんな感じです。自分としては、労働時間が減ったことがかなり大きいです。
社内決裁者への説明が通れば、仕事が回る
会社の本業の事業で得たキャッシュで、システム開発を支払い
→どんな高いシステムを買っても自身の給与には影響しない
IT企業での経験・スキルを生かせる
→生え抜き社員よりも優位に立てる
労働時間が減り、私生活に時間を充てられるようになった
大体の月残業時間は、40~80時間から10~30時間となった
またある程度、労働時間をコントロールできるようになり、突発的な残業が減った。
→これは、共働きで育児をしている身から言えばかなりのメリットです。
むしろ、IT企業に勤めながらの育児ってかなり大変だと思います。。
対お客様というプレッシャーがなくなる
これは、精神的には、かなり楽になります。僕はSIerに勤めていたときは、お客様に毎週プロジェクト進捗ミーティングがあり、いつもひやひやしてました。。
社内SE(情報システム部)に転職して良くなかったこと【志望動機のネタ】
困難な点としては、会社を活かした自己成長がなかなか期待できなくなるかと思います。
これについては、会社以外の場で、自分でアップデートしていかなくてはいけません。
ITの最新技術は、自分で独自に入手する必要がある
→何もしないと情報は入ってきません。
社内システムの障害がおこると、緊急時対応、社内説明が厄介
これは、IT企業に勤めていても同様ですが、やはりシステムなので障害はあります。
チャレンジ精神、ドキドキ感を感じる機会が減る
【結論】社内SE(情報システム部)への転職へのメリット
社内SE(情報システム部)への転職のメリットは、詰まるところ
ポイント
「社内SE(情報システム部)への転職により、仕事の難易度が下がるけど、労働時間の削減、労働時間をある程度コントロールできるようになる」
ということだと思います。
人によっては、「がっつりとIT系企業で働き、自己成長したい」という人は事業会社の情報システム部は向いてないと思いますが、「IT系の仕事に携わりたいものの、私生活も大事にしたい」という人にとっては、事業会社の情報システム部(社内SE)というという選択肢もありなのではないでしょうか。
選択肢の1つとして考えて頂けたら幸いです。